ウスケバ・ロゴ ウスケバ・ロゴ ウイスキー造りに欠かすことの出来ない「水」そして「樹」。自然の力が生み出す「生命の水」。

2007年03月26日

Campbeltown(3)

Glengyle Distillery(26 April 2004)


Glengyle蒸留所は1873年に建設された。町の蒸留所としては3番目に新しい。19世紀末に訪れたAlfred Barnardは、Glengyle蒸留所を小さくまとまった蒸留所と表現している。当時としては近代的な設備だったのだろう。
しかし多くの蒸留所と同じく、20世紀初めの暗黒の時代を乗り切ることは出来ず、1919年にオーナーが変わり、1925年に閉鎖された。その年の4月8日にはGlengyle蒸留所と同じく閉鎖されたDalaruan蒸留所の22,500gallonのストックがオークションですべて売却された。
その後ウェアハウスなどの建物はレンタルされたが状態がいいので何度か再建計画が持ち上がった。1941年にはGlen Scotiaを所有していた会社が再建を進めたが不幸にも戦争が始まり、計画は自然消滅した。1957年にも再建計画が持ち上がったがこちらも実現しなかった。長い間、Glengyle蒸留所は"Campbeltownでもっとも保存状態の良い失われた蒸留所"と言われていた。
2000年にSpringbank蒸留所を所有するJ & A Mitchell社が敷地、建物を取得。再建に着手し、2004年3月に正式にオープン。約80年ぶりに操業が再開された。シングルモルトは商標の関係から"Kilkerran"の名で販売される。
  
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Posted by Bacchus Ishigaki at 01:49Comments(5)TrackBack(0)Campbeltown

2007年01月12日

Campbeltown(2)

Glen Scotia Distillery(26 April 2004)


Campbeltownに着いてさっそく町歩きを始めたが、あまりにも活気のない町並みに驚いた。いくら日曜日とはいえ、ウィスキーの町として栄えた頃の雰囲気は少しも残っていないのだろうか。Glen Scotia蒸留所の前を通ると、とても操業している蒸留所とは思えなかった。
翌日、再び前を通ると蒸留所の前に一台の車が止まっていたが単なる路上駐車だろうと思って通り過ぎようとした。その時、中から男性が出てきた。
"えっ、中で何かやってるの?"
その人を捕まえ、ウィスキーを造っているのかどうか聞くと中にマネージャがいるので聞けとのこと。
さっそく中に入ると正面の机にマネージャらしき女性が座っていた。挨拶をして操業しているか確認すると稼働中だという。現場を見たいとしつこく何回もお願いすると中に入れてくれた。でもぜんぜん期待していなかったので三脚を持っていない・・・小型のストロボでどこまで撮れるか不安は残ったがせっかくの機会なのでシャッターを切り続けた。
Glen Scotiaの内部はとても小さく、そしてちょっと臭い。でもこれがいくつもあったCampbeltownの蒸留所に近いのかなとも思った。そしてCampbeltownはまだまだ終わっていない。そう確信した。
お礼を言って蒸留所を後にした私の気分は晴れやかだった。
  
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2006年10月15日

Campbeltown(1)

Springbank Distillery(26 April 2004)


19世紀後半にはWhisky Capitalとして栄えたCampbeltownも今では全く活気がなくとても寂れている。そんな中で創業当時から順調に操業を続けているSpringbankは町の期待を一手に担っているといっても過言ではないだろう。結局のところ時代に左右されずに自分を見失わなかった者だけが生き残れるのかなと思う。
そのウィスキー造りはコンピュータシステムすら導入せず、昔ながらの手法を守り続けている。Campbeltownの伝統を受け継ぐ蒸留所を応援するために私のできることはたくさんウィスキーを飲むことしかない。
  
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Posted by Bacchus Ishigaki at 01:21Comments(2)TrackBack(0)Campbeltown